2019年07月

2019年07月30日

FLAME小道具裏話

公演から10日が経とうとしていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
需要があるのか無いのかわかりませんが、武具さんの真似をして小道具もまとめてみました。

公演アンケートでも小道具へのお褒めのお言葉を頂きましたが、武具編でもラジオでも触れた通り転機与砲では小道具と武具は別管轄になっており、また小道具も数人の手にかかって生産されているので今回掲載する物の中に該当品があるか否かわかりませんが、お暇な方はしばしお付き合い下さいませ。

IMG_1236
◆ヤマト名物たち◆
どこまで伝わったか(伝わってないに違いない)謎の食品たち。
ソーセージマルメスギターノ、魚肉ソーセージマルメターノ、タピオカ・ド・リンク、魚介出汁のきいたフルーツ&スイーツおでん、ちくわパフェとなります。
演出に本来の目的ではないところにクオリティを出し過ぎと言われたけどその通り。

FullSizeRender
◆ヤマト男衆の額当て◆
実はエンマ王だけタッセルがついてます。
フウマだけトキンに付いているのは春風師匠のお手製だからです。
Ⓜ︎は型紙を作ろうとして断念しました。

IMG_1234
◆鬼道衆のお面◆
ビックリしますよね、何このイケ面。
なんと弥勒師匠がさらさらっと模様描いちゃったのだとか。センス良すぎて悔しい!被りたかった!
1つ足りないのは渚乃氏がお持ち帰りしたからです。彼女の部屋に飾られているという噂。

IMG_1239
◆リンカ&ランジュ◆
こちら春風師匠のお手製になります。
Ⓜ︎が最初に作った赤子の生首があまりにもホラー過ぎたのでお願いしてかわいい赤ちゃんを生み出して貰いました。
それぞれ顔が違うのだけど、どちらが誰かはエンマとヒミコのみぞ知る…。

IMG_1235
◆呪符ホルダー◆
見えないのが勿体無くて仕方無い!
八雲師匠お手製のカガミの呪符ホルダー、萌え袖に隠れて見たことがなかったので、当日小道具整理してて「これは一体…」と軽く悩みました。

FullSizeRender
◆ヒミコ王冠◆
1番最初に作ったもんだから本番までに3回作り直した実質小道具デビュー作。
これについてはヒミコ役の猫月氏に色々ご迷惑をおかけしました…。
豪華絢爛な衣装と合わせて大丈夫かとヒヤヒヤしたり、想定外に八雲師匠に褒められたりと、中々感慨深い紙皿作品になりました。

IMG_1231
◆神の火◆
突如オーダーされた全然小さくない小道具。
しかも9本。
オーダー通り試作したら進化したお掃除棒みたいになるし、予算抑えたら折れるし、頑丈にしたら予算オーバーするし、衣装凄いのにこちとらダンボールだし、何じゃこりゃ状態。
師匠連にアドバイス貰ったり皆に助けて貰ってようやくあの形になりました。
見事に素材感を消してくれた照明様に合掌。
そんな手のかかるヤツの名は
通称「ハンディ神の火」


他にも作ったものの台本カットにより消えていったものや、写真を撮る前に捨ててしまったものも沢山あるのですが、とりあえずこの辺で今回は終わり。

イヨ装備あれこれや衣装あれこれは、
運が良ければまた別の機会にお目見えするかもしないかも。

乱筆長文失礼しました。
椅子をDIYしたら剣山のような座面の拷問器具が出来上がってしまった過去を持つ不器用免許皆伝のM.Jでした。










tenkiblog at 20:18|PermalinkComments(0)from劇団員 | そのた

2019年07月24日

FLAME武具裏話~羽の旅団編~

豪華三本立のラスト。


~羽の旅団編~


翼の大剣
2019723_190724_0020

羽の旅団キジが使う大剣と小剣。
こちらもベニクジャク同様に手が回らなかったため、キジ役である三島卓也に製作を依頼。
なんとこちら厚さ2cmの木の板を切り出して作られているため作中最重量。
作った本人も扱いに苦労していた様子。
さらに合体機構まで搭載の欲張り仕様。
「だってやりたかったから」とは本人談。


羽の短刀
2019723_190724_0011

羽の旅団カラスが使用する短刀。
参考資料はスマホゲームのシノアリス。
稽古中に折れた刀を再利用してたりする。
ちなみに刀身部分は木製のため、稽古中に結構削れていってたりしてる。
カラス役のいといけいとといいリンカ役の長楽といい女優陣の武器を振るスピードとパワー上がりすぎやねんな。


呪符と魔導書
2019723_190724_0010

羽の旅団フクロウが使う呪術グッズ
武具製作である八雲本人が使用するため製作が最後の最後まで後回しになってた代物。
製作時間は2つ合わせて1時間半ほど。
呪符は小道具製作であるMJの力作。
ちなみに魔導書本体はニンテンドー3DS用ソフト「二ノ国」の付録である。



というわけでひたすらに作ったものを紹介+裏話で書き殴ってみた。
実物をしっかり見てみたいって人は稽古場に置いてあるからいつでも見学に来てね。

問い合わせフォーム
https://ws.formzu.net/fgen/S71137724/

tenkiblog at 22:11|PermalinkComments(0)

FLAME武具裏話~ヤマト編~

一度に紹介しきれなかったので分割せざるを得ない。

~ヤマト国~


黒炎の薙刀
2019723_190724_0004

今作もう一人の主人公、ヤマト王女ランジュが神の火に呑まれたときに使用する薙刀。
薙刀?薙刀だよ。
演出からのオーダーは一つだけ「禍々しいやつを頼む」
闇ランジュの衣装が赤+黒であったため、武器カラーは黒ベースに金と紫を採用。
穂先にこれでもかってぐらいグルーガンを塗りたくった結果、近くで見ると結構おぞましいことになったけど結果オーライ。

2019723_190724_0005


将軍セット

2019723_190724_0014
2019723_190724_0017

ヤマト国将軍ツルギの装備一式
正直やりすぎた。だがそれがいい。
武器カテゴリーは特大剣。種別はエクスキューショナーソード。つまりは処刑人の剣。
初期案では追加パーツも全て装着済みの状態でとにかく大きい武器を振ってほしいと思ってた。
演出「形はこれでいいからアムド出来るようにしてくれ」
何言ってんのこのハゲってちょっと思った。
でもロマンしかないのでその話に乗っかることにしたところ鎧の製作に難航。
今作で最も激しい殺陣のあるツルギの動きに耐えられる着脱機構がなかなか思い通りにいかず仕込みの二日前にやっと完成した。
結果として武器への装着方法と同じ機構を背中に配置することでなんとかなった。
当初は肩部分へ装着するつもりだったが回転時の遠心力に耐えられないことと横幅が大きくなりすぎて出ハケが出来なくなるため諦めた。
ちなみにツルギの武器に使用した棒材は八雲が武具製作を担当した第19弾公演「ハルモニア~亡国の騎士達~」に登場する作中最強の武将の武器より拝借。
2019723_190724_0015
2019723_190724_0016
2019723_190724_0018





~羽の旅団編~に続く

tenkiblog at 21:53|PermalinkComments(0)

FLAME武具裏話~ホムラ編~

武具以外の裏話がブログ記事になるのかどうかは知りません。

劇的集団転機与砲第22弾公演「FLAME~魂の残り火~」が無事に千秋楽を迎え、多くのお客様にご来場いただきました。
あれから何日か経ち、興奮冷めやらぬまま勢いで書いてます。

殺陣やアクションをウリにしている転機与砲ですが、そんな殺陣をさらにかっこよく彩る要素の一つが武具です。
普通は手に持って扱う道具は小道具に分類されますが、転機与砲の芝居はなにせ必要な武器の数が多いため小道具とは別に武具スタッフがおります。

そんなこんなでFLAMEにおいて武具スタッフを担当した八雲が、なんや適当に書きたいことを垂れ流す後がたり記事でございます。


というわけで国やチームに分けて紹介していきましょう。


~ホムラ国~

ベニクジャク
2019723_190724_0019

今作の主人公の一人、ホムラ王女リンカが持つ刀。
冒頭でしか使われないため覚えてない人のほうが多いと思う。
セリフにて「ホムラ王女が持つ神刀ベニクジャクは折れた」と書かれており、演出からも折れるように作れるか?と言われ挑戦したものの手が回らず団長に製作を依頼した一振り。
本番直前に折れるギミックへの不安が拭いきれなかったため連結部を接着したものの、初回公演で見事に折れるというハプニングが発生。
舞台袖にいた団長が折れた刀を見たときの顔は忘れられそうにない。


ヒノカグツチ
2019723_190724_0012

ホムラ王エンマが所持し、国を出るリンカへと手渡された神剣
モチーフは炎。レイアースとかモンストとかを参考に造形。
改めて見ると鍔部分の形状がダグオン。
刀身の模様はスポンジシートを半田コテで溶かし銀ラメのグルーガンで埋めたりしてる。

2019723_190724_0013


風の槍
2019723_190724_0001

ホムラ第一王子フウマが扱う二本の短槍。
イメージはファイナルファンタジーの竜騎士の槍。
そもそも何故槍なのかというとフウマ役の木純ナツルに舞台上で槍を使ってほしかったため。
初期段階では一本だけだったものの、演出より「槍なら二刀流にして合体できるようにしてくれ」と言われたため対応。
連結部は塩ビパイプの異径ジョイントとボルトを使用。
穂先の模様はヒノカグツチと同じように半田コテで溶かして書いてあったり。

2019723_190724_0002
2019723_190724_0003


雷の小手
2019723_190724_0008
2019723_190724_0009


ホムラ第二王子ライマが両手に付けてる小手。
磁石を使った格納・展開ギミックを実装したものの、動きが大きく多いキャラであるため磁石が外れる事態が相次ぎ製作に難航した。
ちなみに、完成したものを演出に見せたところ「力の入れどころ間違っとるぞ」と怒られた。
納得いかぬ。


幻惑の小太刀
2019723_190724_0006

ホムラ第三王子ゲンマが使う小太刀。
小太刀っていうか忍者刀。
本編ではほとんど殺陣がなく、まして武器を使った攻撃が一回あったかどうかといった具合であったためこれこそ誰の記憶にも残ってないのではなかろうか。
鍔の形状から団内ではシャネルの刀と言われる。納得いかぬ。
2019723_190724_0007



~ヤマト編~に続く

tenkiblog at 21:11|PermalinkComments(0)

2019年07月20日

気が付けば公演初日ですが…

気が付けば公演初日を迎えていました、いといけいとです。眠たすぎて、ねむいけいとになっています…

昨日はついに小屋入りでした。私は退勤後にギリギリの参加。正直、昨日中に小屋入りできるかあやしかったのですが、残業している私を見た先輩方が「何してるの、明日本番でしょ!ええけん帰りな!」と尻を叩いてくれました。ありがとう、いい職場です。

…って、本題は小屋入りじゃあないんですよ。本題いきます、7月14日はFLAME最終稽古の日報です。すみません、今更ながら先週のお話です…せんしゅう…せんしゅう?あ、明日はいよいよ千秋楽で〜〜す!

はい、この日は最終稽古、それも日曜日ということでラスト荒通しでした。荒通しの度に演出がアップデートされていますが、この日も言わずもがなでした。もうラストだというのに…いや、ラストだからこそなのか。

よく思いますが、芸術全般ってゴールが有るようで無いんですよね。本番日が決まっている以上、時間的なゴールはあるけれど、クオリティ的なゴールは永遠に来ないと思います。最低ラインはあっても、それより上は際限がなくてどこまででも目指せてしまう。だから、いわゆる「今できる最高のパフォーマンス」をするほかない!ということですね!
"今できる"ですよ?もうあと残されている"今"とは…そう、本番。なんと今回、本番が3回あります。単純に考えると「回数を重ねるごとに」最高度が増していく気がしますが、それはあくまで稽古段階までではないでしょうか?なぜなら、稽古と本番で明らかに異なる部分があるから。(この"部分"は貴重ですよ。なぜなら"部分(ぶぶん)"と打ちたいのに"ぶんぶん"と打ち間違えてしまい、マジで6回くらい打ち直した末に打つことができたので…)←要らない情報なのにちゃんと読んでくれた人、優しい
会場が異なる、色んな人のテンションが異なる、お客さんがいる…他にもあると思いますが、まあ全部ひっくるめて"空間が異なる"でしょうか。毎公演で空間が異なるので、公演毎に比較して相対的にあれこれ言うのは無意味というか、言えない。(もちろんそういう見方をすべき面もあります。)その時々に絶対的な「最高」があると思います。
そう考えると厳密には「今"だからこそ"できる最高のパフォーマンス」ですかね。
お客さんに「この作品を観られてよかった」はもちろん、「今観られてよかったな」と思って頂けるようにがんばりま〜〜す!

あと今回、FLAMEの稽古をしていて思ったのですが、ちゃんと"作者が物語に込めた思い通り"に伝えられるようにがんばりたいですね。当然、観客の受け取り方は様々だと思うし、そこはそれで良いに決まっています。なんというか、発信段階でズレないようにしたいです。
FLAMEの稽古をする中でようやく気づきました。「キャラクターたちの言葉=作者の思いの代弁」なのだよなと…(私は脚本なんて書いたことがないのでとても疎いです。うといけいとです。)
そんなキャラクターを演じる以上、役者には作者の思いを純粋な状態のままで伝える使命が少なからずあるはず。作品に出演するからには責任をもって「自分の問題」とするけれど、一方で「これは自分の作品ではない」ことを忘れずにいたいと思います。

…なんなんですか、これは。
7月14日の稽古の様子が伝わるような記述が0に等しい。ただの「では、いといけいとさん。FLAMEへの意気込みをどうぞ。」じゃないですか。インタビュー動画のいといけいととは似ても似つかない饒舌さじゃないですか。

まあ正直、書くことなんて何もないんですよ。もう「FLAME観ましょう!さすれば全て解る」としか…言えん…

そんな1月に稽古がスタートしたFLAMEも、今日明日でおしまい。
FLAME…炎って「熱血」「パワー」みたいなポジティブなイメージがあるけれど、一方では「恐怖」とか「災」みたいなネガティブなイメージも浮かびます。私は(私に限ったことではないと思いますが)この半年、やるぞ!という気合いに満ちた炎と上手くいかず苦しくなるような炎のどちらもを心に燃やしていました。
そんな転機団員一人一人の炎が燃え広がり、繋がり、一つの大きな炎が上がるような公演になればいいなと思います。(でも、早々には燃え尽きないように気をつけます)
観に来てくださった皆さんの目には何色に映るのか、観終えた心に私たちの炎は燃え移っているのか、そしてそれはどんな炎なのか。楽しみです。お待ちしております!


tenkiblog at 08:39|PermalinkComments(0)